10月9日金曜日に王子製紙日南工場見学と油津歴史探訪会を実施しました。
ものづくりの経験から他メーカーの取組みや技術の進化を学ぶと共に健康促進と
会員同士の親睦を図ることを目的に16名の参加者で貸切バスによる日帰り旅行でした。
朝7時30分に佐土原駅を出発し途中宮崎駅で数名を拾って国道220号を南下して10時に
王子製紙(株)日南工場に到着。先ず会議室にてDVD放映による工場の概要説明を受け
工場見学に入りました。王子製紙日南工場は49万u(東京ドームの11倍)と広大な敷地
であるため原料の木材チップや古紙のストックヤード、抄紙前の処理工程は乗ってきた
バスで走りながら車窓から見学の後、抄紙工程と裁断包装工程を工場内に入り見学しました。
約2.5m幅の上質紙が時速60q近いスピードで抄紙され乾燥を経て巻き取られていく
様子を間近で見学できて感動ものでした。
工場見学の後は油津港近くの堀川運河周辺を観光ボランティアの方から説明を受けながら
探訪しました。堀川運河は日本三大運河の一つで1685年に完成した運河です。飫肥杉
の運搬用として造られました。情緒あふれる街並みを約1時間かけて散策、途中
映画”寅さんシリーズ”に登場した石橋や家屋なども一興でした。
運河散策の後は港近くの魚料理屋で昼食をとり飫肥城へと向いました。
飫肥城では四半的に挑戦しました。四半的は日南地方に古くから伝わる娯楽性の高い
弓競技で的までの距離が四間半(8.2m)弓矢の長さが四尺半(1.37m)的の大きさが
四寸半(13.6cm)とすべて『四半』であることから四半的と呼ばれています。
希望した11名が10本の矢を射て的に当たった本数で競技しましたが初めてにしては
出来過ぎの6本当った方がいましたし、まん中の白い部分(中白)に当たった人が
2名いました。ちなみにこの2名は射場から記念品を頂きました。
飫肥城で四半的や散策を楽しんだ後は焼酎工場の見学をしました。
工場を見学した後、焼酎道場で焼酎づくりを体験したりお土産を買ったりし
帰途につきました。午後6時に佐土原駅に到着、充実した1日を過ごしました。